教習所では、
「ニーグリップ、ニーグリップ…」
と、しつこく注意された人も多いと思うが、いざ、免許をとってハーレーに乗ってしまうと、ニーグリップをしなくなる人が多いのではないだろうか。
そもそも、ハーレーなどのアメリカン(クルーザー)タイプで、フォアコン(フォワードコントロール)のバイクは、ニーグリップがしづらかったり、そもそも、両足で挟めないようなバイクもある。
はたして、ハーレーにニーグリップは必要なのだろうか?
ハーレーとニーグリップ
ハーレー乗りで、積極的にニーグリップをしようとする人は少ないかもしれない。
そもそも、ニーグリップができない車種もある。
スポーツスターの場合は、キジマあたりから、ニーグリップができるようにするためのパーツも発売されているので、もしも、積極的にハーレーを操りたいという人は、試してみるのもいいと思う。
直線をのんびり走っているときには、ニーグリップなどの必要性を感じない場合も多い。
しかし、積極的にハーレーを操りたくなると、
「やはりニーグリップは必要かも?」
と思えてくる。
ニーグリップは、バイクを安定させるためには、必要な要素なのだ。
ニーグリップしたほうがいい場面
次のような場合は、ニーグリップをしたほうがよさそうだ。
・ある程度のスピードで、片手、または両手を離して乗るとき
・コーナーをより速く曲がりたいとき
・超低速走行(交差点・渋滞など)
・路面状況が悪い時
・疲れきっているとき
…など。
以上のようなときには、ニーグリップを意識だけでもすると、ハーレーが、より安定すると思う。
ニーグリップの必要性
私も、免許を取ってハーレーに乗り始めたときは、
「もう、ニーグリップなんて必要ないぜ!」
みたいに思っていたのだが、実際に、いろいろな場面で、ニーグリップの必要性を感じるようになった。
ニーグリップといっても、私の場合は、左側はタンク、右側はエアクリーナーを挟んだり、押したりしている。
のんびりと走っているときには、やはりニーグリップはしないことも多いが、
・両手でヤエー(手をふる)とき
・高速道路を片手で運転するとき
・疲れきっているツーリングの帰りの高速道路
・コーナーリングのとき
・交差点の右左折
などで、ニーグリップの必要性を感じている。
コーナーリングの際は、アウト側からイン側に、膝で、タンクまたはエアクリーナーを押しながら、重心を移動させると、より曲がりやすくなる。
おわりに
教習所で習った通り、乗る人の下半身とバイクが一体化すると、バイクという乗り物は安定するので、格段に操作しやすくなる。
車でも「人馬一体」という言葉が使われるが、車の人馬一体感は、バイクの人馬一体感とは比べ物にならない。
「ハーレー=ニーグリップ不要」
などと決めつけずに、必要に応じて、タンクやエアクリーナーを押したり挟んだりして、より自在にハーレーが操れるようになると、ハーレーに乗るのが、より楽しくなるので、試してみよう。
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