前回、1回目の卒業検定(卒検)は、雨上がりの曇りで、路面は少しだけウェットだったが、暑くもなく寒くもなく、かなりの好条件だったのだが、いきなりクランクでパイロンを倒してしまい、なんなく不合格となってしまった。
まさか落ちるとは思っていなかったので、かなり落ち込んだ。
その日のうちに、補習を終わらせ、次回の卒業検定の予約をして帰った。
2回目の卒業検定は、5日後だった。(この間隔が少し不安だった)
天気予報は、けっこうな雨の予報で、朝からしっかりとした雨が降っていたが、今回もスタート直前に雨はあがり、レインウェアなしで検定に望めた。
私は、ここぞというときには、天気をコントロール出来るという「龍」さんに、雨を止めるようにお願いするようにしている。
まぁ、そんなことはどうでもいいのだが…
検定コース
卒業検定のコースは、その日の朝、受付で大きなコース表を手渡される。
前回の検定のとき、苦手だったクランクについて、気をつけること(注意点)を、自分のコース表にメモっておいたのだが、渡されたコース表しか見なかったので、それらの注意点を、一切、目にすることはなかった。
そのことに気がついたのは、翌日くらいだったと思う。
おそらく、あのメモを見ておけば、クランクでパイロンを倒すこともなかったと思う。
今回のコースは、週3回の検定を、一回飛ばしているので、前回と同じコースを予想していたが、渡されたコースは、前回とは違うコースだった。
見事に予想が外れたが、すでにどちらのコースもだいたい覚えているし、間違ったところで、検定の結果には影響しないので、さして気にはしなかった。
卒業検定スタート
検定前の説明等は、2回目なので、適当に聞き流し、いよいよ、2回目の卒業検定(卒検)に臨んだ。
スタートして早々、いきなりコースを間違えた!と間違えて思ってしまった。(我ながらアホだな)
2つのコースが混ざってしまし、間違えたと思ってしまったのだが、実際には間違っていなかったのだ。
しかし、まぁ、特に慌てることもなく、指示に従って、コースに復帰し、
「コースを間違えたけど合格した!」
という、いいネタができたと思いながら、先へ進んだ。
卒業検定結果
しかし、またもや予測不能な事態になった。
「クランク」後半で制御ができなくなり、パイロンに突っ込んでしまった!
「マジか!信じられない」と思いながらも、その後、最後までコースを走り切らなければいけないことは、前回の検定で学んでいたので、仕方がなく走り出した。
動揺してコースがわからなくなってしまったので、もう一度「クランク」を繰り返してから、続きのコースを走り、前回同様、恙無く終えた。
「本当は出来るんだよ〜」と教官にアピールしたのだが、もちろん、「一発アウト」が覆えることはなかった。
苦手意識
やはり、いちど、苦手意識を持ってしまった課題を、検定で上手くこなすのは難しい。
ラッキーなことに、次の時間に「補習」を受けることができたので、「クランク」の通過方法をいろいろ試してみた。
前回の失敗を踏まえて、今日は、クラッチを繋ぎっぱなしで「クランク」に臨んだ。
前回の検定後の「補習」では、それで上手くいったのだ。
しかし、今回は、その方法では、ノッキングしてしまったようだ。
リアフレーキで、スピードを殺しすぎたのかもしれない。
そこで、指導員(教官)に相談したところ、
「むしろ、クラッチ切ってしまって惰性で入った方がいいのでは?そして、速度が足りなくなったら、微妙にクラッチを繋いで、速度を維持するといいよ」
という指導をされた。
指導員(教官)によって教え方が違うので、どの用法を信じるのか迷うところだが、その方法を試してみることにした。
もちろん、上手く行った。
もはや、練習では、どのような方法でも上手く出来るのだ。
おわりに
「クランク」で大事なのは、クラッチワークとリアフレーキ、そして目線とライン取りだが、そのすべてを、バランス良くこなさなくてはいけない。
そして、それら全てに気を配って「クランク」を抜けるのは、簡単なようで意外とむずかしい。
速度を落としすぎてもバランスを崩す(1回目)し、早すぎると突っ込む(2回目)。
検定で2回も失敗したということは、それらのコントロールが、上手くできていなかったということだ。
あとは、きっと上半身に力が入っていて、上手くハンドルを切れなかったのだろう。(切れば自然に曲がるはずだから)
さらには、目線の動きも、うまくできていなかったようだ。
2回も卒業検定(卒検)に落ちると、もはや笑えてくる。
次回の検定は2日後で、前回のように間が空かないので、その点は有利だ。
次こそは、必ず合格すると思う。
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